大魔神はヒラメ700グラムともう1枚。対する松本アナはいつもの〝松本サイズ〟。勝負は一目瞭然です=茨城・波崎沖
ギャラリーページで見る松本ひでおアナウンサー(61)の連載「オフは釣り三昧」と、ライバル紙・日刊スポーツ野球評論家の大魔神こと佐々木主浩さん(54)との釣り対決。シーズン2に突入した第2戦は、冬になって肉厚となったヒラメ釣り。サンスポがホームの茨城県神栖市・波崎『仁徳丸』へ向かった2人。ヒラメ最大1枚の重量を競うルール、松本アナ得意の〝松本サイズ〟では不利なのでは?!
◆いきなりアタリも
大魔神との釣り対決シーズン2・第2戦、今回は外房・銚子のお隣、波崎の『仁徳丸』さんでヒラメ釣り。前回マダイ対決で負けているので0勝1敗、『仁徳丸』さんはかつてアカムツ釣りで勝利をあげた縁起のいい船宿なのですが、三橋正幸船長は「今日は潮が流れていないから、しんどいかな」と。
ポイントは波崎沖の水深20~30メートル。いきなりアタったのは私。かなり待ってから合わせたつもりだったのですが見事に抜けました。「ふた呼吸早かったね」と三橋船長。
合わせに苦しんだのは大魔神も同じ。1分以上待ってから満を持して合わせるもやっぱり乗らず、ボーダー柄のシャツの如く歯形が5列ほど付いていました。でもこの後の粘り腰が彼の本領。どんだけ待つんだよ!って頃に合わせてついに500グラムをゲット。「このサイズじゃなかなか餌を飲めないわけだよ」と苦笑いの大魔神。
一方私にはガツーンと、これ以上ないくらい強烈な引き込みがあったので今度こそ!と勢いよく合わせたのですが、またもやスポッ。「全然早いよ。歯形からして大物だったんじゃない?」と大魔神。
これでケチがついたのか、その後1時間半ほど全くアタらず…。その間に大魔神が2枚目(700グラム)をゲット。ただし今回は最大1枚の重さ勝負なのでまだ逆転のチャンスありです。
ここで私は掟破りの作戦を敢行しました。孫バリを外したのです! ハリ掛かりは悪くなるだろうけど、餌のイワシの動きが、より自然になるかなと。果たしてすぐにアタりました。でもどうしたら親バリまで食わせられるか?! ずっとほったらかして今度こそと合わせたのですがまた抜けました、歯形は首元まで付いてるのに(涙)。やっぱり孫バリがなきゃダメか…。
ここまで5回アタって1度も乗せられず…5打数ノーヒット、野球なら明日はスタメン落ちです。周囲の冷たい視線を背中に感じていたらまたもやアタリが! 今度は三橋船長が傍らに。いつ合わせたらいいですか? 我ながら間抜けな質問をしました。
「自分で、ここだと思ったら合わせてみて」って、船長…今まで全部それで失敗してるんですよ(涙)。
1分半近く経ったでしょうか、「そろそろ上げてみたら? グイッと上げるんじゃなくて、きき合わせるようにゆっくりとね」。え、そうだったんですか? 知らなかった…。スーッとあげてみると…乗っているじゃありませんか! それも300グラムの見事な松本サイズが孫バリに! 誰だよ、カレイか?って言ったの!!
というわけでシーズン2も連敗スタート。帰港後の大魔神のひと言がこたえました。
「松ちゃん、イワシをバケツから出してハリに付けてたろ? あれじゃイワシがすぐ弱る。水の中で付けるんだよ」。えーっ、やってる時に教えてよ(涙)。
「それくらい勉強して来いよ!!」。返す言葉もありませんでした。
『仁徳丸』さん、お世話になりました。ちなみに船中では2・7キロも上がっていました。いるんですよね…(汗)。(フリーアナウンサー)
★船長の見通し
「朝の内はアタリが少なく、後半になってやっとポツポツとヒラメが上がった感じです。この日の潮温は16度だったのですが、さらに13、14度ぐらいまで下がってイワシの群れが入ってくると、ヒラメの活性がもっと上がってくると思います。型も大きいのが釣れるので、さらに楽しみです」
◎ガイド◎ 〈船宿〉サンスポ推薦=波崎『仁徳丸』電話090・3345・3651〈交通〉JR総武線・銚子駅からタクシーで約10分。マイカーは東関東自動車道・潮来ICから国道124号で波崎方面へ約30分〈乗合料金〉餌と氷付きで1万3500円。午前5時30分集合(予約時に確認)。毎月第3月曜日が定休。
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