父で元横綱大鵬の遺影を持つ納谷美絵子さん=18日、東京都内 大相撲で史上2位の優勝32度を記録した元横綱大鵬の納谷幸喜さんが2013年に72歳で死去してから、19日で10年の節目を迎える。三女の納谷美絵子さん(48)が18日に東京都内で取材に応じ「本当に早かった。今の若い人や外国の方も大鵬の名前を知ってくれていて、ありがたいことです」と心境を語った。
納谷さんは横綱柏戸との「柏鵬時代」を築き、国民的人気を誇った。13年2月には国民栄誉賞が贈られ、美絵子さんは「皆さんがすごく父のことを思ってくださっていた。亡くなってから感じる場面がある」と言葉に実感を込めた。
幕内王鵬を筆頭に幕下夢道鵬、三段目納谷と3人の「大鵬の孫」が大嶽部屋で奮闘。母である美絵子さんは「重圧になったら申し訳ないと思っていたが、本人たちは『注目していただけるのはありがたい』と話していた。けがをしないようにやってほしい」と成長を願った。
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