西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使しオリックスに移籍した森友哉捕手(27)が15日、沖縄県内で自主トレを公開した。2019年に首位打者(打率・329)に輝いた強打の捕手は、目標を大きく「キャリアハイ」と掲げた。パ・リーグ3連覇、2年連続日本一の使者となる。
ほとばしる汗が覚悟の表れだ。ひと振りひと振りに活躍を予感させた。蒸し暑い沖縄で、オリックス・森が自主トレを公開。新天地で迎えるプロ10年目のシーズンへ、高々と目標を掲げた。
「キャリアハイを目指してやっていこうと。あそこ(首位打者となった2019年)を超せるようにやっていきたい」
打率・329、23本塁打、105打点でMVPに輝き、西武を2連覇に導いた19年がこれまでのキャリアハイだった。8月に誕生日が来ても、まだまだ28歳のシーズン。地元大阪へと戦いの場を移し、オリックスのために、もっと進化するつもりでいる。リーグ連覇しているチームに「あそこ」を超えた森が加われば、吉田正が米大リーグへ移籍してしまった穴もきっと埋まる。〝アレ〟どころではない高みへ、また届く。
この日は、午前中から練習を公開するも、降雨により、午後からの練習となった。アップでは主に体幹を中心に鍛え「めちゃくちゃきついです」と苦笑い。それでも、ひとたびバットを持つと、室内の広角へ力強い打球を飛ばし、技術の高さを披露した。
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