白鷗大・福島圭音は、今年の練習初日のトレーニングを軽快にこなした(撮影・赤堀宏幸) 関甲新学生野球の白鷗大・福島圭音(けいん)外野手(3年)が7日、栃木・小山市のグラウンドで今年初の全体練習を開始し、プロ志望を明言した。
昨秋、チームは2位だったがリーグ戦打率・375で、4盗塁をマーク。聖望学園時代に浦和学園のエース右腕だった渡辺勇太朗投手が西武の投手として登板したオープン戦でジャストミートできたことで、希望が高まった。
「オフに(母校・聖望学園前監督の恩師)岡本(幹成)先生に『プロに行きたい』と伝えた。目標は、阪神の近本選手」
171センチ、72キロの右投左打ちで、50メートル走は5秒8。小学生時代は、埼玉・秩父市で育ち、うさぎを追って遊んだことが快足の源になっているという。
野球を始めたばかりの小学校中学年のときに初めて神宮球場で見た阪神戦で、鳥谷選手のストラップを買ってもらい、遊撃手としてプロを夢見て、鳥谷選手の出身校の聖望学園志望が固まった。
快足に自信を持ち、秩父第一中の軟式野球部から異例の入学希望を果たしたものの、遊撃手での出場の難しさを痛感し、外野に転向した2年春からベンチ入りし、レギュラーを獲得。3年夏は南埼玉4強で白鷗大に進み、最上級生となる今年に「積極的な打撃でアピールしたい」と意気込む。
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