社会人野球で成長を遂げた度会(2022年11月撮影)。ヤクルトが今秋のドラフト候補として注目している ヤクルトが今秋のドラフト候補としてENEOSの度会隆輝(わたらい・りゅうき)外野手(20)をリストアップしていることが5日、分かった。元ヤクルト内野手の博文氏(50)=現ヤクルトアカデミーヘッドコーチ=の次男で、昨夏の都市対抗大会で野手では史上初となる3冠(橋戸賞、若獅子賞、打撃賞の同時受賞)に輝いた逸材。親子鷹ならぬ親子燕が実現すれば、村上宗隆内野手(22)との〝3冠共演〟も夢ではない。
昨夏の都市対抗大会閉会式でトロフィーを受け取る度会。橋戸賞、若獅子賞、打撃賞の3冠に輝いた夢の親子燕が実現するか!? ヤクルトが今秋のドラフト指名候補としてENEOSの度会隆輝をリストアップしていることが判明した。
球団関係者は「1球目から、どんな球に対しても自分のスイングができる能力がある。教えてできることではない。率も残せるし、本塁打も打てる。毎年3割、20―30発打てる力はある」と左の強打者に太鼓判を押した。
偉大な父の背中を見て成長してきた。父・博文氏は1990年代から2000年代にかけて、内外野を守れるユーティリティープレーヤーとして通算527試合に出場。01年にはリーグ優勝と日本一に貢献し、引退試合の始球式では兄・基輝(現JPアセット証券)が投手役を、隆輝が捕手役を務めた。
隆輝は東京北砂リトルに所属していた小学6年時にスワローズジュニアに選出された。横浜高では1年春からベンチ入り。ヤクルトは当時から注目していた。甲子園は2度出場。高校通算24本塁打をマークしたが、高3時のドラフト会議では指名漏れを経験した。悔しさを胸に社会人の名門、ENEOSに進むと、外野手にコンバートされ、1年目からレギュラーの座をつかんだ。
この記事をシェアする