サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会をインターネットテレビ「ABEMA」で視聴した人が17・8%に上ったことが23日、MMD研究所の調査で分かった。テレビの49・1%には及ばないが、全64試合の無料中継や、元日本代表の本田圭佑による解説が好評で、若年層を中心に支持された。
調査は、決勝トーナメントの日本対クロアチア戦の開催日を含む今月5~7日に18~69歳の男女を対象に実施し、1万人が回答した。W杯の視聴方法は複数回答で質問。「見ていない」と答えた人も42・6%いた。
性別と年代別では、ABEMAは20代と30代の男性の30%超が視聴した。女性で割合が最も高かったのは10代の17・6%だった。テレビは年齢が上がるほど高くなる傾向となり、60代では男性の69・4%、女性の55・7%が視聴した。
ABEMA視聴者に良かった点を複数回答で尋ねたところ、全試合無料中継が53・5%と最多で、「解説者が良かった」(38・9%)、「きれいな映像だった」(26・5%)との回答が続いた。