雅な衣装をまとい大河デビューを果たした愛と天音。ドラマでは2人ともキーポイントとなるシーンに出演した 俳優、藤岡弘、(76)の長女、天翔愛(21)と次女、天翔天音(17)が、2023年1月8日スタートのNHK「どうする家康」(日曜後8・0)で大河ドラマに初出演することが20日、分かった。ともにドラマ自体初挑戦で、姉妹共演も初めてだ。同作に出演する父の藤岡は大喜びで、大先輩として大河の心得などを伝授。初めてずくめの大河デビューを〝ファミリーパワー〟で乗り越える。
巫女・千代と行動を共にする謎めいた遊び女で踊り子のおふうを演じる天翔愛藤岡のまな娘たちが、父からの〝教え〟を胸に大河デビューを果たす。
「どうする家康」は、江戸幕府を開いた徳川家康の生涯を描く作品で、嵐の松本潤(39)が主演。愛と天音は、古川琴音(26)扮する巫女・千代と行動を共にする謎めいた遊び女(あそびめ)で踊り子のおふう(愛)とおりん(天音)を演じる。
長女の愛は昨年、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のヒロイン役で女優デビューしたが、ドラマは初。モデルとして活躍する次女の天音は本格女優デビュー作が、いきなり大河ドラマだ。
2人はこれまで藤岡家の一員として空手など武道の技と精神を教わっており、制作側は抜てき理由について、「千代の部下として、体術を使うシーンが出てくることも想定されたことと、ミュージカル出演やダンスの経験もあり、踊り子としての舞踊シーンに適していることから」と説明。
巫女・千代と行動を共にする謎めいた遊び女で踊り子のおりんを演じる天翔天音サンケイスポーツの取材に応じた愛は「今までの経験を最大限に生かしていきたい」と大喜び。天音は「17歳というフレッシュな若さを生かして頑張りたい」と気合を入れた。
ともに初時代劇だが、愛は「監督さんたちとリボンの結び方から前髪の位置までこだわって。それだけ愛情がこもって出来上がった役なので大切に演じたい」と力こぶ。
同作には、藤岡も織田信長の父・信秀役で出演が決定しており、天音は父について「びっくりして喜んでくれました」と告白。愛は「父は大河ドラマに何度も出ていて時代劇に詳しいので、役としてどういう風に解釈するのがその時代に一番しっくりくるか、などをすごく丁寧に教えてくれて」と感謝した。
父のDNAを受け継いだ2人が、大河の世界で新たな魅力を見せてくれそうだ。
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