サッカー・ワールドカップ(W杯)最終日(18日・ルサイル)決勝が行われ、アルゼンチンが9大会ぶり3度目の優勝を果たした。2連覇を狙ったフランスとの一戦は延長を終えて3―3で決着せず、PK戦を4―2で制した。
世界で最も有名なアルゼンチン人といえば、5人抜き、神の手ゴールで知られる故ディエゴ・マラドーナ氏が挙げられる。カタール大会の優勝でメッシもマラドーナ氏に並ぶレジェンドとして世界の人々の記憶に残ることは確実だ。
日本から最も遠い国のひとつであるアルゼンチン。サッカー以外でこの国のことをほとんど知らないという人も少なくないはず。アルゼンチンに関するデータをまとめてみた。
★面積 278万平方キロメートル(日本の約7・5倍)
★人口 約4538万人(2020年、世銀、日本の首都圏4434万人と同等)
★首都 ブエノスアイレス
★民族 欧州系(スペイン、イタリア)97%、先住民系3%
★言語 スペイン語
★宗教 カトリックなど
★元首 アルベルト・フェルナンデス大統領
★主要輸出品 ワイン、牛肉、穀物。アルゼンチンは1人あたりの年間牛肉消費量が世界最高水準で、アルゼンチン代表チームは宿舎にアルゼンチン式のバーベキュー、アサードのセットを持ち込んでカタール大会を戦った。また、牛肉の消費大国である同時に世界有数の牛肉の生産国(世界6位)、輸出国(世界5位)でもある。
★タンゴの本場 タンゴは18世紀の後半にスペインがあるイベリア半島で生まれたが、スペインの植民地政策の結果南米に持ち込まれアルゼンチン、ウルグアイで発展。タンゴはサッカーと並ぶアルゼンチンの代名詞となっている。
★日系移民 海外日系人協会のデータによると6万5000人の日系人がアルゼンチンで暮らしている
★他競技 サッカーに次いで盛んなスポーツはテニスで2009年全米オープン覇者のデル・ポトロらを輩出。ラグビー代表も強豪でティア1に位置。世界ランキングは8位(日本は10位)。バスケットボールの人気も高く、NBA選手を複数輩出。04年アテネ五輪では金メダルを獲得している。
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