フジテレビ系情報番組で活躍した芸能リポーター、前田忠明(まえだ・ただあき)さんが9月28日にくも膜下出血のため急死していたことが18日、分かった。81歳だった。東京都内の自宅で転倒し、頭を強打したことが原因とみられる。故梨元勝さんらとともに昭和の時代から芸能人のニュースを追い続け、ソフトな語り口と的確な分析でお茶の間にも親しまれた。
「前忠(まえちゅう)」の愛称で知られた名リポーター。情報番組がかつてワイドショーと呼ばれた頃から、石原裕次郎さんや美空ひばりさん、勝新太郎さんら大物芸能人とファンとの橋渡し役を果たしたテレビ界の重鎮が、世を去った。
ここ数年、単発的にテレビ番組やネットメディアに登場していたが…。18日夜、サンケイスポーツの取材に応じた遺族によると、前田さんは9月28日午後2時20分頃、74歳の妻と2人で暮らしていた東京・新宿区の自宅マンションで転倒。都内の病院に救急搬送されたが、午後4時半頃、息を引き取った。
頭の打ちどころが悪かったのが原因とみられ、葬儀は親族だけで済ませた。遺族は「奥さんも体調を崩しているのでそっとしておいていただければ…。普段から冗談を言って笑わせる明るい人でした」としのんだ。
前田さんは北海道生まれ。1970年に女性週刊誌「女性自身」の記者となり、主に芸能記事を担当。80年にフジテレビと専属契約を結び芸能リポーターに転身した。一足先に芸能リポーターになった他局系ワイドショーの梨元勝さん(2010年死去、享年65)とは、ライバルとしてしのぎを削った。
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