阪神・佐藤輝明内野手(23)が11日、甲子園で行われた少年野球大会「ミズノ・ベースボール・ドリームカップ」の表彰式に出席した。この日、ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=ら新人7選手が甲子園や鳴尾浜などの球団施設を見学。新人だった2年前の自分をダブらせて「無理はしないで、自分のペースで」とテル流のアドバイスを送った。
夢と希望を抱いてプロの世界に飛び込むルーキーたちへ、佐藤輝が熱いメッセージを送った。
「けがに注意してほしいです。無理はしないで、自分のペースで」
この日、甲子園で少年野球大会「ミズノ・ベースボール・ドリームカップ」の準決勝と決勝が行われ、表彰式に出席。同じ時間に、新人7選手が隣接するクラブハウスで体力測定を行い、球場を見学していた。
「懐かしいなという感じ。2年経っていますね。早いなと思います」
自身は2020年秋のドラフト会議で4球団が競合した注目のルーキーだった。新人合同自主トレ、春季キャンプ、オープン戦でも話題を独占した。岡田監督が開幕スタメンを示唆するD1位・森下も当然、かつての自身のように大きな周囲の期待を集めるはず。いいところをみせたいという思いから、ついオーバーワークになりがちだ。
「ダメっス、ダメっス。アピールしないとと思うんですけど、僕はまったくなかった」
自身は大きな故障もなく、ルーキーながら「6番・右翼」で開幕スタメンをつかみ、126試合に出場して打率・238、64打点。球団新人最多の24本塁打をマークした。「しっかり自分のためになることをやってという感じで(やった)。僕が言うのもおこがましい感じですけど」と1年目を振り返った。
大事なことは、張り切りすぎて、けがをしないこと。そのためには「自分のペースでやってほしい」。健康でなければ、試合に出場することすらできない。マイペースこそ大事―。これぞテル流の〝金言〟だ。自身は現在、岡田監督から打撃フォームの改造を命じられ「トレーニングしたり、バットを振ったりしてます」。マイペースで、2023年の飛躍の準備を進める。(三木建次)
★「佐藤輝杯」作る!? 佐藤輝は表彰式後、子供たちの前で打撃の実演を行い、硬球に比べて飛距離が出にくいとされる軟球で推定130メートル弾を放った。マシン相手に15スイングで2本塁打。最後の打席で右中間席に豪快な一発を見舞うと、子供たちから「すごい!」と驚きの声があがった。「野球の楽しさを味わったら、ずっと続けていく子供も増えていくと思う。何か将来的にしたいと思います」とゆくゆくは〝佐藤輝杯〟の開催も夢見ていた。
★オリックス・吉田正に期待 佐藤輝は、オリックスからポスティングシステムを使って米大リーグ、レッドソックスへの移籍が決まった吉田正に言及。今年1月に近大の先輩・糸井を介して合同自主トレをした仲で「日本でしっかり結果を出して勝ち取った契約だと思うので、すごいなと思います」と感心した。首位打者2度、最高出塁率2度に輝いた先輩について「本当にメジャーでもやれるんじゃないかって思っている。すごい楽しみです」と来季の活躍を期待していた。