【ニューヨーク9日(日本時間10日)】ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が3年総額18億円で契約更新し、球団は2025年シーズン終了後のポスティングシステムによる米大リーグ挑戦を容認。この一報を米メディアも注目している。
9日(同10日)付のCBSスポーツ(電子版)は「日本の本塁打チャンピオン、ムネタカ・ムラカミが3年契約更新、25年シーズン後には大リーグ挑戦へ」という見出しで特集記事を展開。今季の成績、打率・318、出塁率・458、長打率・710を取り上げ「大リーグ以外で世界最高の打者と言える村上は、王貞治(巨人)の日本選手シーズン最多記録を上回る56本塁打をマーク。打球速度もエリート級で、三塁の守備力も高い」と高く評価。注目の移籍先には「メッツ、ヤンキース、ドジャース、カブス、ジャイアンツとビックマーケットの球団が興味を示すだろう」と伝えた。
また現行の大リーグ労使協定で25歳未満の海外選手にはマイナー契約しか結べない「国際ボーナス・プール」が適用される点にも触れ「3年契約は注目だ。村上が25歳になって大リーグに挑戦する場合は年俸などに制限がなく、どんな大型の契約でも結ぶことができる。3年連続で本塁打記録を作るのは現実的ではないが、選手としての価値は上がり大きな契約が期待できる。今オフ市場の動向から村上は3億ドル(約409億7000万円)になる可能性もある」と超大型契約を予想した。
日本人選手に詳しいMLBネットワークのジョン・ポール・モロシ氏はこの日自身のツイッターで「インターナショナルベースボールから大きなニュース、ムネタカ・ムラカミがヤクルトと3年契約+25年シーズン後にポスティング容認へ。村上は来年のWBCでは日本のスター選手として期待されている」とつづった。