星が付いたボールを手にポーズを決める今永。色紙には「助け合う!!」と書き込んだ(撮影・荒木孝雄) DeNA・今永昇太投手(29)が8日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円アップの年俸1億4000万円でサインした。順調なら来季中に国内フリーエージェント(FA)権を取得するが、単年契約を選択。今季11勝を挙げたエース左腕は、チームのリーグ優勝、日本一を誓い、将来的なメジャー挑戦にも意欲を示した。
契約更改を終え、会見を行ったDeNA・今永昇太=横浜市中区のDeNA球団事務所(撮影・荒木孝雄)マウンド同様、最後までポーカーフェースを崩さなかった。今永は4000万円の昇給で更改。今季は6月7日の日本ハム戦で自身初のノーヒットノーランを達成し、チームトップタイの11勝、3年ぶりの規定投球回に達したが、「1年間ローテで回っていれば、当たり前に超えていかなきゃいけない数字。最低限の最低限の最低限くらい」と己に厳しかった。
順調なら来季中に国内FA権を取得する。単年契約の理由について問われると、2019年オフに球団から複数年契約の打診があったことを明かし「僕がそのときに3年後はどうなっているか分からないし、球団側もそんなリスクを背負う必要はないと思って、単年契約を選択したので、今回はそのような話はなかった」と説明した。
昨年の交渉の席で、米大リーグに興味があるか問われた際に「はい」と答えたことを明かしていた。20年の左肩手術から完全復活を果たし、迎えた今回の交渉でも「僕の気持ちも球団の方に前向きに理解していただき、素晴らしい話し合いができた。これから、まだ話し合う期間はたくさんあるので、引き続き協議していければ」と将来的なメジャー挑戦への思いを語った。
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