2023年にブレークが期待されるイケメンアスリートの素顔に迫る企画「Next Breakers」。第1回はプロ野球・ソフトバンクの板東湧梧投手(26)が紙面を飾る。球界屈指のイケメン右腕。その胸のうちに迫った。(取材・竹村岳、撮影・宮沢宗士郎)
まずストレートに聞いた。イケメンと呼ばれることを、どう思っていますか?
「普通に、うれしいですよ」
板東は爽やかに笑った。好きな女性のタイプにも「思いやりのある人。わがままですけど、僕のことを優先というか、支えてくれる人がいいです。こういう職業なので、それを思ってくれる人がいいですね」とにっこりだ。
私生活のマイブームはゴルフ。腕前は「まだまだです」と苦笑いも「(休みの日は)打ちっぱなしにいることが多いですね」と、オフは練習の日々だ。ユニホームやスーツを着ることが多いプロ野球選手。私服のこだわりには「好きなものを着ますが、プロ野球選手っぽくない服装をしたい。ハイブランドで固めたりとか、そういうのじゃなくて」。この日の撮影は黒色でシックにまとめ、大きめのバケットハットで登場した。
入団時からルックスが注目されてきた右腕。人からの注目を感じた具体的な時期を「やっぱり甲子園ですかね。あれだけ応援してもらうのは初めてでした」と振り返った。徳島・鳴門高時代は4度、甲子園に出場。カバンなど、同高だと認識できるようなものを持っていなくても「甲子園が終わった後に(徳島に)帰ったら、よく声はかけられました」という青春時代だ。垢は抜け、27日に27歳を迎える。
外見ももちろん大切だが、男なら、人なら大切なのは中身だ。自身が思うイケメンを問われると「ちょっと待ってくださいね…」。しっかり考えた答えは、誰もが背中を追うキャプテンだ。
「やっぱり柳田さんじゃないですか。男としてかっこいいですよね。容姿だけじゃなくて振る舞いも、全部がかっこいいですよね」
優勝へのマジック1で迎えた10月2日のロッテ戦(ZOZOマリン)。試合前の声出しで柳田は「もしダメやったら、俺が責任取って、こんなん(キャプテンマーク)破り捨てる! 全部俺のせいにしろ!」とナインを鼓舞。その試合で先発だったのが板東(5回無失点)で「めっちゃかっこいいですよね。その話も、終盤戦のほんまに大事なところで打ってくれるじゃないですか。僕もああなりたいです」と振り返った。
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