3大会ぶりの出場を表明したダルビッシュが日本ラウンドから参戦する(2009年3月18日撮影) 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)6日(日本時間7日)=山田結軌、丹羽政善通信員、丹羽美佳子通信員、竹濱江利子通信員】来年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を率いる栗山英樹監督(61)が米大リーグのウインターミーティングで会見し、3大会ぶりの世界一へ決意を語った。出場を表明したパドレスのダルビッシュ有投手(36)、エンゼルスの大谷翔平投手(28)には、2月の強化合宿での合流を希望した。
栗山監督がウインターミーティングで会見した(共同)侍ジャパンのメジャー戦士が1次リーグの日本ラウンドから参戦する。ダルビッシュのWBC出場表明から一夜明け、栗山監督は引き締まった表情で喜びを語った。
「『一生に1回でいいから、ダルビッシュとメンバー表に書かせてくれ』と伝えていた。ルールが許すならば、2月の宮崎での強化合宿が始まったときに合流してほしい」
指揮官に呼応するようにこの日SNSを更新したダルビッシュは5日に栗山監督と会食したことを明かし、合流時期を明言した。フロリダ州マイアミで行われる準決勝から参加する選択肢もあったが「出場するなら日本ラウンドからいないと気持ち悪い部分もありました」などとつづった。
米大リーグ機構側の許可など条件が整えば、来年2月17日から宮崎で行われる強化合宿に合流する。栗山監督は「日本の若いプレーヤーは全員ダルビッシュから学びたい。練習法、コンディショニングなど学ぶことが山ほどある」と投手陣への伝道師になることを望んでいる。
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