【サンディエゴ6日(日本時間7日)】米大リーグの球団幹部や選手の代理人らが集まるウインターミーティングの2日目。ポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す吉田正尚外野手(オリックス、29)と藤浪晋太郎投手(阪神、28)の代理人を務めるスコット・ボラス氏(70)が取材に応じ、両選手に「複数の球団が興味を示している」とメジャー球団との契約に自信を示した。主なやりとりは以下の通り。
――吉田への関心?
「メジャーの球団はアグレッシブに吉田を狙いにくる。多くの球団が興味を示しており、吉田は複数年契約を結ぶことができるだろう。球団は吉田の打撃力、出塁率にとても魅力を感じているし、価値ある戦力になる選手だと認識している」
――吉田には何球団が興味を示しているか?
「外野手の補強に力を入れているチームはおよそ13球団。メジャーのFA選手で(球団が求める力として)フィットする外野手は6選手程度だから、吉田には多くの球団が興味を示すだろう」
――場所など吉田からの希望は?
「本人は柔軟に考えている。日本選手はメジャーに移籍するために、新しい文化に慣れないといけない。家族を含めてサポートを提供すること、日本でプレーしていた時と同じような環境を作ることが鍵となるだろう。家族の支えがとても大事だと日本選手が求めるものはわれわれも理解している」
――藤浪への関心?
「メジャーの各球団は藤浪が今季、特にシーズン後半、スプリットの質など結果を出したのを認識している。藤浪がメジャー球団の一員になることは確実だ。複数の球団が興味を示している」
――藤浪は先発を希望しているか?
「先発を好んでいると思うが、球団は藤浪に対して先発とリリーフの両方の視点で興味を示している」
――興味を示している球団の数は言えるか?
「多くの球団から話し合いをしたいとリクエストを受けている、どの球団がオファーを提示するか1、2週間で分かるだろう」
――場所など藤浪からの希望は?
「藤浪はただ大リーグでプレーすること、メジャーでプレーする機会を望んでいる。だから場所などの条件は柔軟に考えている」
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