PK戦、最初の3人が全員失敗でW杯敗退のスペイン…L・エンリケ監督「その3人だけ私が選んだ。以降は誰が蹴っても自由だった」 スペインは6日にカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦モロッコ戦に臨み、120分間をスコアレスで終えて、PK戦の末に敗れた。ルイス・エンリケ監督は試合後、PK戦における失敗が、自身の責任であったことを強調している。
スペインはこれまで同様に圧倒的ポゼション率を記録しながらも、モロッコの堅守を崩すことができず。迎えたPK戦ではパブロ・サラビア、カルロス・ソレール、セルヒオ・ブスケツと最初のキッカー3人が全員GKボノにシュートをストップされ、0-3で大会から姿を消すことになった。
ルイス・エンリケ監督は試合後、このPK戦について次のように振り返っている。
「私がどれだけ見る目があるか…最初の3人のキッカーは私が選んだんだ。それ以降は誰が蹴っても自由だった。もう一度同じ状況が繰り返されても、私は同じことをするだろう。相手GKのボノだけは代えさせてもらうがね」
試合内容は、自チームに欠けていたのがゴールだけだったことを強調している。
「(記者に向かって)試合を見ていたのか? ピッチに背中を向けていたんじゃないのか? 私たちが成し遂げたことがあるとしたら、それは試合を支配したことだった。確かに、チャンスが少なかったことは非難できるかもしれない。私たちにはゴールが欠けていた。それでも私はチームが見せたパフォーマンスに満足しているよ。選手たちは私のアイデアを完璧に実現してくれた。彼らのことを誇らしく思っている」
また自身の去就については、現時点で何かを明言することはなかった。
「何も言うことはできない。以前にも聞かれたが、現時点では分からないんだ。今は私の未来について話すときではない。私はスペインフットボール連盟がとても好きだし、自分次第ならば死ぬまで監督をし続けたい。だが私だけでなく、代表チームにとっても最良の決断を下さなければならないんだ」(Goal.com)
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