契約を更改したオリックス・阿部翔太=青濤館(撮影・薩摩嘉克) オリックス・阿部翔太投手(30)が7日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉を行い、今季年俸830万円から約5倍の大幅増となる来季年俸4000万円でサインした。(金額は推定)。
「活躍して1年目ですごい評価をしてもらった。想像以上です。昨年、即戦力で取ってもらって何もできていなかった悔しさを持ったまま1年間、臨めたのが大きかった」
2021年、日本生命からD6位で指名され、28歳でプロの世界に飛び込んだ。昨年は4試合の登板に終わるも、2年目の今季は、44試合に登板し、1勝0敗3セーブ、防御率0・61と抜群の安定力を見せ、勝ちパターンの一角に入り、遅咲きのブレークを果たした。
印象に残った試合については、4月27日の日本ハム戦(東京D)で、同点の七回無死満塁を無失点に抑えたことを挙げ「自分の中でもターニングポイントというか、信頼して頂けたと思う」と振り返った。
来季は、平野佳がチームトップの48試合登板であったことから、目標に50試合以上の登板を掲げた。「チームが困っているときに助けられる投手になりたい」と誓った。
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