カタール・ドーハの市場「スークワキーフ」を訪れた西岡アナ サッカー日本代表がW杯カタール大会決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK戦(1-3)の末、敗退してから一夜明けた6日、芸能界は森保ジャパンの健闘をたたえる声があふれた。現地から試合を実況したフジテレビの西岡孝洋アナウンサー(46)はサンケイスポーツの取材に応じ、初のベスト8進出に目前まで迫った日本に「4年後はベスト4を目指してほしい」と飛躍を期待した。
現地の熱狂を肌で感じ、胸を躍らせた2006年から毎大会、現地でW杯の熱戦を伝えてきた西岡アナ。クロアチアとの大一番を放送席から見届け、サムライブルーの奮闘に胸を熱くした。
「敗退が決まった瞬間は終わりを認めたくないような気持ち。素晴らしいチームだったので、まだまだ戦っている姿を見ていたかったです」
試合は日本が前半43分にFW前田大然(25)のゴールで先制したが、後半10分に追いつかれ、1-1で延長戦に突入。スコアは動かず、PK戦の末に初の8強入りの夢ははかなく散った。
日本の敗退が決まった直後、西岡アナの第一声は「クロアチア、準々決勝進出」だった。当時を「悔しかったけど、日本が敗れたことよりも先に勝者をたたえるべきだと思った」と振り返った。
フジは今大会、日本戦は2日のスペイン戦(2-1)と今回の試合を生放送。西岡アナはスペイン戦でピッチリポートを担当しており、「クロアチア戦は、スペイン戦以上にベンチの日本選手が前に出て応援していて、チームが一丸になって戦っていた」と感銘。生中継終了後、ゲスト出演した元日本代表監督の岡田武史氏(66)が涙を浮かべてピッチを見つめる姿に「日本サッカー界が一丸になっていると感じた」と心を打たれた。
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