ヤクルト・高梨裕稔投手(31)が7日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉が行い、年俸3700万円から増額でサイン。今季を振り返り「チームは2連覇したんですけど、8月の最後から9月は本当にふがいないピッチングが多かったので、悔しいシーズンでもありました。やっぱり最後までしっかりと投げて優勝、というところが目標だったので、最後しっかりと投げられなかったところはすごく悔しかったです」と口にした。
ヤクルトに加入4年目の今季は、先発として20試合に登板し7勝9敗、防御率4・30。ただ、高梨自身も振り返ったように、8月24日の広島戦(神宮)以降は白星をつかめず、ポストシーズンでも登板機会はなかった。
今季、チームの先発投手の防御率3・84はリーグワースト。球団初のリーグ3連覇へ先発陣の立て直しが課題なだけに、高梨にかかる期待も大きい。オフシーズンは石川や小川ら実績のある先輩たちとともに東京都内で自主トレーニングを行っているといい、投球の波を少なくするべく助言ももらっている。
「(球団に)もっとできると言っていただけたので、期待してもらっているというところだと思うので、来年は本当にチームにしっかりと貢献して2桁は確実に勝てるように頑張っていきたい」
来季はプロ10年目。2桁勝利となれば、新人王を獲得した日本ハム時代の2016年に10勝を挙げて以来7年ぶりとなる。高い目標を持ち、節目のシーズンを迎える。
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