【サンディエゴ(米カリフォルニア州)5日(日本時間6日)=共同ほか】米大リーグ機構は、今季活躍した選手をファン投票などで選出する「オールMLBチーム」を発表し、エンゼルスの大谷翔平(28)が「ファーストチーム」の先発投手に初めて選ばれた。DHはアストロズのアルバレスとなり、大谷は次点の「セカンドチーム」で選出された。昨季はDHでファーストチームに、先発投手でセカンドチームに選出された。
同賞は2019年に始まり、ア・ナ両リーグの区別なくファースト、セカンドチームを選出。大谷は昨季、史上初めて投打で選ばれ、日本の野手としても初選出された。今季、先発投手で候補入りしていたパドレスのダルビッシュ有投手は選ばれなかった。
大谷は今季、投手で15勝9敗、防御率2・33、219奪三振。打者として打率・273、34本塁打、95打点を記録し、規定打席、規定投球回のダブル到達をメジャー史上初めて達成。最も活躍したDHに贈られるエドガー・マルティネス賞に続く表彰となった。
■オールMLBチーム 2019年に創設。ファンと専門家(メディア関係者、元選手ら)の投票によりア・ナ両リーグの区別なく上位16人をファースト、下位16人をセカンドチームに選出。各チームとも先発投手5人、救援投手2人、捕手、内野手、DHは1人、外野手は3人が選ばれる。投票の割合はファンと専門家で50%ずつ。日本選手では20年にダルビッシュ有(当時カブス)がファーストチーム、前田健太(ツインズ)がセカンドチームに入った。
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