前半、指示を送る森保一監督=アルジャヌーブ競技場(撮影・村本聡) サッカー・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦(5日=日本時間6日、日本1-1クロアチア、アルワクラ)7大会連続7度目の出場となる国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は、同12位のクロアチアとアルジャヌーブ競技場で対戦した。1-1のまま延長120分でも勝負がつかずPK戦に突入。PK戦に1-3で敗れて史上初の8強入りはならなかった。
試合後、森保一監督がインタビューに答えた。
「まずは選手たちは本当によく頑張ってくれたと思いますし、スタッフはよく頑張ってくれました。われわれを素晴らしい舞台につなげてくれた選手たち、サッカーファミリー、国民のみなさんに感謝したいと思います。そしてベスト16の壁は今回も乗り越えられなかったですけど、選手たちは新時代を見せてくれたと思います。これから先、日本のサッカーが最高の景色を願い続ければ必ずこの壁を乗り越えられると強く思います。そのためにもこの素晴らしい選手を国民のみなさんがまた後押しして日本一丸となって世界に挑めれば必ずこの壁は乗り越えられると思います」
1次リーグE組で、ドイツ、スペインと強豪を次々と撃破。代表では実現が難しいとみられていた可変式の3バックを採用し、指揮官は1位通過に導いた。だが、またも16強の壁を越えられず、森保監督は「選手たちは世界と戦うのを同じ目線で考えられます。新時代を見せてくれたと思います。新しい景色は、ドイツに勝ち、スペインに勝ち、W杯のチャンピオンに勝ったこと。そこを自信に持って、追いつきではなく追い越すことを考えれば必ず未来は変わると思います」と呼びかけた。
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