PK戦の末、クロアチアに敗れ、悔しそうな表情の(左から)鎌田大地、吉田麻也、浅野拓磨、長友佑都(撮影・蔵賢斗) サッカー・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦(5日、日本1ー1クロアチア=PK戦1―3、アルワクラ)またもや8強への壁を破れなかった。日本選手では初となる4度目のW杯が終わり、DF長友佑都(36)=FC東京=が感慨にふけった。
「僕の集大成。まったく悔いはない。感謝しかない。こんな下手なおじさんを生かしてくれたのは後輩たちだし、森保監督です」
取材エリアで後輩たちを見つめながら、表情は晴れやか。全4試合に先発。この日は左からクロスを上げ、後半19分にMF三笘と交代するまでチームを盛り立てた。
PK戦での敗退に「少しの運だった。PKを蹴った選手をたたえてほしい。日本のために勇気を振り絞って勇敢に立ち向かった」とキッカーをかばった。髪を金や赤に染め、金星の後に「ブラボー」と言って盛り上げた今大会。「人生の中で、ここまで熱狂できたことはなかった」と最後まで良い兄貴分だった。
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