映画「Dr.コトー診療所」試写会で舞台あいさつを行った(左から)中江功監督、吉岡秀隆、筧利夫 俳優、吉岡秀隆(52)が6日、大阪市北区のTOHOシネマズ梅田で行われた主演映画「Dr.コトー診療所」(中江功監督、16日公開)の試写会に出席した。
同名人気漫画を原作に、離島へ赴任したコトーこと五島(ごとう)健助医師(吉岡)と島民の絆を描き、2003年にフジ系でドラマ化。
コトーの一番の理解者で役所職員役の筧利夫(60)と登壇した吉岡は「寒くなってきたのでお体をお気をつけください。お大事に」と、コトー先生としてあいさつ。中江監督は「(サッカーW杯クロアチア戦の)PK戦の悔しさを少しでも癒す作品になっていれば幸いです」となごませた。
映画は、連ドラ第2期(06年)の16年後を描き、コトーと看護師の彩佳(柴咲コウ)が結婚、妊娠している設定。
「主役は16年の歳月」という吉岡は、コトー先生が島を往診で回る際の自転車を「今回は電動自転車に替えていただきました。(ドラマ版でおなじみの)あの坂は、もう立ちこぎでも上れない」と苦笑い。
ただ、ロケ地の与那国島の暑さに変わりはなく、「直射(日光)でハンドルのグリップが溶けてしまうので、軍手をはめておいてます。噓じゃないですよ」と撮影の裏話を披露した。
司会者から改めて16年の変化を問われ、「そりゃ、年をとったってことですよ。もう52ですから。でも、皆さん、こればっかりは平等なんですよ。時間の流れは」と再び苦笑い。降壇時も「お大事に~」と、コトー先生に戻って声をかけ、ファンを笑わせた。