PK戦で敗れ肩を落とす日本代表イレブン=アルジャヌーブ競技場(撮影・村本聡) サッカー・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦(5日、日本1―1クロアチア=PK戦1―3、アルワクラ)7大会連続7度目の出場となる国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は、同12位のクロアチアとアルジャヌーブ競技場で対戦した。1-1のまま延長120分でも勝負がつかずPK戦に突入。PK戦に1-3で敗れて史上初の8強入りはならなかった。
PKを失敗した南野と三笘が号泣するシーンを見たファンはSNSで元イタリア代表ロベルト・バッジオ氏の名言「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」を引用して選手にエールを送った。
バッジオ氏は1994年米国大会の決勝戦、ブラジル戦のPK戦で最終キッカーを務めたが、シュートが枠外へ飛び失敗し、優勝を逃した。その際に「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」とのコメントを残しており、現在まで語り継がれている。
日本代表の森保監督はこの日のPKキッカーについて、「選手たちに決めてもらいました。自分が蹴るということを勇気を持ってやってくれました。失敗・成功はありましたが勇気をもってプレッシャーがかかる中、チャレンジすることを見せてくれました。たたえたいです」と立候補制で決めたことを明かしている。
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