【サッカーカタールW杯2022 日本代表対クロアチア代表】後半、競り合う日本代表・三笘薫 =アルジャヌーブ競技場(撮影・村本聡) サッカー・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦(5日=日本時間6日、日本1-1クロアチア、アルワクラ)7大会連続7度目の出場となる国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は、同12位のクロアチアとアルジャヌーブ競技場で対戦した。1-1のまま延長120分でも勝負がつかずPK戦に突入。PK戦に1-3で敗れて史上初の8強入りはならなかった。
試合後、三笘薫(ブライトン)がインタビューに答える際に号泣した。三笘は後半19分に長友に代わって出場。PK戦では2人目に蹴ったが相手GKに止められて失敗した。
「試合を通して…全部が足りなかったと思います。次のW杯で勝てるようにやるしかないと思います」
そう言うと三笘は涙をこらえることができなかった。1日(日本時間2日)に行われた1次リーグE組のスペイン戦で1-1から田中に折り返して決勝ゴールをアシスト。ゴールラインを割るギリギリのところでのプレーだったことから〝三笘の1ミリ〟と呼ばれ、世界に衝撃を与えた。さらに得意のドリブル突破でも十分世界に通用するところを見せた。鮮烈な印象を残した25歳が、悔しさを抱えて大会を去る。
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