ベルギー戦で競り合うクロアチアのモドリッチ(左)=1日、アルラヤン(ゲッティ=共同) クロアチア・サッカー連盟は1992年にFIFA加盟、93年にUEFA加盟。代表チームは過去W杯に5度出場(最高成績は2018年の準優勝)、欧州選手権に6度出場(最高成績は1996年と2008年のベスト8)。現在の代表監督はユーゴスラビア出身のズラトコ・ダリッチ氏(56)。最新世界ランキングは12位(日本は24位)。
★W杯 今大会が3大会連続6度目の出場。初出場の1998年フランス大会では1次リーグで日本を破るなど2勝1敗で突破し、最終的に3位に入る快進撃を見せた。2002年日韓大会は1勝2敗、06年ドイツ大会は2分け1敗、14年ブラジル大会は1勝2敗で1次リーグ敗退。前回18年ロシア大会では1次リーグ3連勝でベスト16に進み、決勝トーナメントは2度のPK戦を制するなどで準優勝した。
★今大会 1次リーグは世界ランク2位のベルギーと同居で2強と目された。ただ、モロッコの大健闘で2チームは苦戦を強いられた。モロッコは初戦でクロアチアと0―0引き分け。第2戦はベルギーに2―0の大金星。最終戦の2強の直接対決は、クロアチアは引き分け以上、ベルギーは勝つことが突破の条件になった。結果は0―0引き分けでクロアチアが1勝2分けの勝ち点5で2位通過(1位通過はモロッコ2勝1分けの勝ち点7)した。
★W杯通算成績 ここまで12勝6分け8敗。大陸別の内訳は同じ欧州勢に6勝3分け2敗、南米勢に1勝3敗、アジア勢に1勝1分け、アフリカ勢に2勝1分け、北中米カリブ海勢に2勝3敗、オセアニア勢に1分け。総得点39、総失点27。
★日本との直接対決 過去の対戦成績は1勝1分け1敗の五分。W杯では2度対戦。1998年の1次リーグでクロアチアが1―0で勝利、2006年の1次リーグでは0―0で引き分けた。W杯では日本に得点を許していないことになる。
★中心選手 MFルカ・モドリッチ(37)=レアル・マドリード所属。W杯は06年に初出場。以降は14年、18年、今回と4大会目。準優勝した18年は7試合で2得点。3試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、大会MVPに輝いた。攻守に優れ得点能力も高く、日本が最も注意しなければならない選手。
★国内リーグでプレーした日本選手 元日本代表FW三浦知良が1999年にディナモ・ザグレブでプレーしたことで知られる。元日本代表DF伊野波雅彦は2011~12年にハイドゥク・スプリトに所属した。現在はシベニクMF新井晴樹、ヴァラジュディンDF浦田樹らがプレー。
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