ゴール前でデッドヒートを繰り広げる(左から)次長課長・河本準一、桧山進次郎氏。実はこれ、演技デス タイガース取材部隊の中で一番の早起きは、阪神援軍を命じられた上阪正人だった。なんと午前4時。もちろん、サッカーW杯観戦のためではない。
「最寄りの駅まで歩いて、始発電車で新大阪駅に向かい、新幹線に乗らないと、イベントの開始時刻に間に合わなかったので…」
上阪の行き先は兵庫県たつの市。新幹線で姫路駅まで。さらに姫新線という1両編成のローカル線でガタゴト揺られ、「本竜野駅」へ。そこから再び徒歩。ようやく、才木投手や江草投手コーチと出会えた。
「球団の方から、会見時間は遅いから、ゆっくり来ても良かったのに」とねぎらわれたそうだが、写真撮影もあるため、最初から目が離せないのだ。
「産経新聞時代に姫路支局勤務を命じられたことがあって。姫路周辺の土地カンはあるし、たつの市役所の記者クラブにも入っていました。すごく懐かしく思いながら仕事をしたので、どうってことないですよ」
いつも心優しい上阪なので、電話の向こうの声も穏やかだった。
でも、年長者をそんな遠くに行かせて、他のトラ番はどういうつもりや! 叱ってやろうとしたら、みんな、とんでもなく働いていた。
トラ番・原田遼太郎は海を渡っていた。と書いたら大げさだが、行き先は淡路島。車で2時間かけて、近本に会いに行っていた。
「この時期の週末は各地でイベント取材だらけですからね。去年も淡路島には来ましたから、慣れっこです。玉ネギを買って帰りますわ」
酷使には、達観した様子だった。
「僕も5時半起きです」
自慢(?)してきたのはトラ番・織原祥平。この男、昨日は阪神取材ではなく、わが社の一大ビッグイベント「寛平マラソン」の取材に駆り出されていた。
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