WBA、WBC世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(右)とともに取材に応じた中谷潤人 プロボクシング前WBO世界フライ級王者で、WBO世界スーパーフライ級1位の中谷潤人(24)=M・T=が5日、東京都内で取材に応じ、WBO世界同級王者の井岡一翔(33)=志成=との対戦を見据えて実戦練習を開始したと明かした。「(井岡を)もちろん意識しているし、とりあえずはそこを目指していく」とした。
井岡はWBA王者のジョシュア・フランコ(27)=米国=と31日に東京・大田区総合体育館で2団体王座統一戦を闘う。WBOは勝者に統一戦から180日以内に中谷と闘うことを指令している。中谷は「ジムワークメインで軽く実戦もやり始めた。まだ試合は決まっていないけど、ちょっとずつ上げていく」とマススパーリング(軽めのスパーリング)を再開した。
3日(日本時間4日)に米国で行われたWBCフランチャイズ王者のフアンフランシスコ・エストラーダ(32)=メキシコ=が、元世界4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(35)=ニカラグア=に2-0の12回判定勝ちしたWBC世界同級王座決定戦をDAZNで視聴したという。「手数が多くて3戦もやっているのもあって、白熱した試合になった。自分の採点でもエストラーダの勝ち。ロマゴンも前よりはすごく良い感じに追い詰めていた」と感想を述べた。
大みそかの統一戦を会場で視察するかは未定。来年1月末からは恒例の米国合宿を希望した。プロ戦績は中谷が24戦24勝(18KO)、井岡が31戦29勝(15KO)2敗、フランコが23戦18勝(8KO)2敗2分け1無効試合。
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