東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦で7回TKO負けし、顔を腫らしてリングから引き揚げる堀川謙一(右)=エディオンアリーナ大阪 プロボクシング・トリプルタイトル戦(4日、エディオンアリーナ大阪、観衆=2500)セミファイナルの東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦12回戦で、同級3位の堀川謙一(三迫)は同級2位のジョイ・カイノ(29、フィリピン)に7回1分1秒、TKOで敗れ、国内男子史上最年長となる42歳8カ月での王座奪取はならなかった。
堀川は2回にバランスを崩したところを攻め込まれ、窮地に追い込まれたが、ボディー攻撃を使いながら粘り強く反撃。だが、7回、相手の右フックをかわした直後に強烈な左アッパーをあごに受けて仰向けに倒され、無念のTKO負けとなった。
堀川は「相手が強かった。今の自分の精神力だったり、実力が今日の試合」と潔く負けを認め、今後については「僕の中では、今回の負けはとてつもなく重い。先のことは言わない方がいいと思う。自分の中では…」と話すにとどめた。
京都府出身で2000年5月、20歳でプロデビューした堀川は現役最多の59戦を闘い、41勝(14KO)17敗1分け。この日が60戦目だった。これまでにライトフライ級の日本王座を2度、WBOアジアパシフィック(AP)王座、東洋太平洋王座を各1度、獲得している。
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