ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグ移籍を目指す千賀滉大投手(29)が近日中に再渡米することが3日、球界関係者の話で分かった。米国時間4―7日(日本時間5―8日)に、カリフォルニア州サンディエゴでメジャー全球団の幹部や代理人らが一堂に会するウインターミーティングが開催される。千賀は各球団から具体的なオファーを受け、決断するとみられる。
〝早期決着〟でメジャー1年目に備える。千賀は11月にも渡米し、テキサス州ダラスで身体検査を受け、その情報を各球団と共有。その後、サンフランシスコやシアトルなどを訪れ、主要都市を視察していた。今回の再渡米の目的は契約年数や年俸など具体的なオファーの精査で、移籍先を決断すると予想される。
代理人のウルフ氏は「先発ローテーションの1-3番手までの力がある」と評価。米メディアなどの報道によるとパドレス、メッツ、レンジャーズ、ジャイアンツなどが移籍先の候補として伝えられている。
2016年から7年連続で2桁勝利を挙げ、通算224試合で87勝44敗1セーブ、防御率2・59を記録した千賀。ウインターミーティング期間中に納得のいくオファーを受ければ、今月中旬までに現地で入団会見を済ませるスケジュールも考えられる。
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