2連覇を果たし、両親と並んで笑顔を見せる中村泰輝=両国国技館 第71回全日本相撲選手権(4日、東京・両国国技館)昨年覇者の中村泰輝(だいき、日体大4年)が決勝で松園大成(日体大職)をはたき込んで、「アマチュア横綱」に輝いた。中村は大会2連覇。連覇は平成8、9年の田宮啓司(大相撲の元大関琴光喜)以来25年ぶり。中村は改めて大相撲入りを表明した。
学生生活の有終を飾った中村は「3、4年生と自分の時代をつくれたかな」と笑みが広がった。10月の国体・成年個人を制し、昨年の全日本選手権優勝と合わせ、すでに大相撲の幕下10枚目格付け出し資格を得ていた。193センチ、175キロと体格は一級品。中村は「(自分には)相撲しかないので。一日も早く関取になりたい」と、プロの世界へ思いをはせた。
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