西武・平良は2度目の契約更改交渉でサイン。先発転向の希望が球団に認められて笑顔を浮かべた(撮影・山口泰弘) 2日に先発転向を希望して保留していた西武・平良海馬投手(23)が4日、埼玉・所沢市の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、前回と同じ提示額となる7000万円増の年俸1億7000万円で更改した。
中1日で2度目の交渉を行った中継ぎ右腕は「肩、肘の不安じゃなく、イニングを投げて貢献する可能性を探したかった」と語った。入団3年目の2020年から中継ぎで活躍し、今季はリーグ最多の61試合に登板して1勝3敗9セーブ、34ホールドで防御率1・56。同僚の水上と最優秀中継ぎ投手タイトルを分け合った。
2019年から球団に対し、先発に転向したい気持ちを伝えていた。自主トレとキャンプ、オープン戦を通じて先発としての調整を続けるため、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は「出ないという感じです。先発で調整してライオンズに貢献したいです」と出場しない意向だ。
今後、将来的に米大リーグについて「将来的には行きたいと思います」と明言。入団6年目の来季は、中継ぎから先発転向を果たして「174、5イニング投げたいです」と具体的な数字の目標を口にした。
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