【第10回記念淀川寛平マラソン】小学生3キロ(小学3~4年生) 男子1着でゴールした鶴田勇心さん=大阪府枚方市(撮影・渡辺大樹) 「フジパンPresents第10回記念淀川寛平マラソン」が3日、大阪・淀川河川公園で開幕し、「小学生3㌔」には1018人の子供たちが参加した。大人顔負けの力強い走りでゴールする姿に、ホストを務める間寛平(73)ら芸人もびっくり。初日には2人一緒にゴールする「ペア5㌔」も初開催され、「ウォーク12㌔」も含めて総勢計1671人が参加。あちこちで芸人らがエールを送り、笑いがあふれ、大盛り上がりだった。
「速すぎ!」「すごっ!」。ゴール地点で待ち受ける寛平ら芸人一同が目を丸めた。〝笑い〟と〝ラン〟が融合したコンセプトの大会で、キッズの〝本気〟に衝撃が走った。小学生3㌔(3~4年生)の部門では、鶴田勇心くん=愛媛・伊予郡=(10)が10分36秒と2位に1分以上の差をつけ、淀川の河川敷を駆け抜けた。
「風も強かったけど、楽しかった。3㌔は練習でも走っているので、自分のペースを守れた。夢は五輪で金メダルを取ることです」
愛媛県から「家族が大会を見つけてくれた」と両親とともに大阪へ。1カ月に1回ペースでマラソン大会に参加するなど実力を磨いてきた。水泳でも四国で1位に輝くなど、スポーツは万能。大会前にはトライアスロンにも挑戦し、4年生の部で全国2位。1位となった宇野奎舟くんに勝ち、「今回は勝ててよかった」とライバルに土をつけた。
【第10回記念淀川寛平マラソン】小学生3キロ(小学5~6年生) 男子1着でゴールした武市蒼士くん=大阪府枚方市(撮影・渡辺大樹) キッズの〝本気〟はこれで終わらない。5~6年生の部では、武市蒼士くん(12)=大阪市=が10分37秒で優勝。赤いハチマキをなびかせ、「今年一番のいい走り」と笑顔。4歳上の兄・颯太さんも優勝の経験があり、兄弟そろって、大会の歴史に名を刻んだ。
完走者全員に特別協賛の「フジパン」から「黒コッペ」、上位3位までにはミキハウスから記念品が贈られた。
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