【第10回記念淀川寛平マラソン】小学生3キロ(小学5~6年生) レース開始前、参加者の士気を高める間寛平=大阪府枚方市(撮影・渡辺大樹)
ギャラリーページで見るタレント、間寛平(73)がホストを務めるマラソン大会「フジパンPresents第10回記念淀川寛平マラソン」が3日、大阪・淀川河川公園で開幕した。初の2日間開催で初日は「小学生3キロ」「ウオーク12キロ」「ペア5キロ」に計1671人が参加。子どもたちの元気な姿に寛平は「ブラボー!」とサッカー日本代表のDF長友佑都(36)ばりに喜びを表現した。
まぶしい太陽と子どもの笑い声が朝から冷えた空気を温める。「THE マラソン日和」の青空が〝寛平まつり〟をお出迎え。淀川に〝日本一おもろい〟マラソン大会が帰ってきた。
「いい天気に恵まれて、いいマラソン大会になりましたね。子どもが走っている姿を見ていたら癒されますね。かわいい、かわいい。良かったなと思います」
10回目の節目となった今回は2日間開催でこの日は「小学生3キロ」「ウオーク12キロ」「ペア5キロ」を実施。寛平は高学年の小学生とともに3キロを完走し、最後尾からランナーを励ました。
「子どもが走っている姿を親はうれしそうに見てる顔がめちゃめちゃいいよな。(コロナ禍で)この2年間、そういうことができなかったから、やっとできて、あの姿はうれしいんやろね」と親子交流のいい機会に手応えを口にした。
世間ではサッカーのW杯カタール大会で日本代表がドイツやスペインに勝ち、16強入りし、フィーバーが巻き起こっている。「ブラボー! 向こうが盛り上がってますから、それに便乗して。盛り上がっているところに乗っていかんと」と、W杯に負けない盛り上げを約束。1991年にギリシャで行われた世界一過酷といわれるマラソン「スパルタスロン」で246キロを走破した際も「ブラボー!」と現地民から喝采を受けたなじみのある言葉だ。
おもてなしの心を忘れない寛平は今回、1日目を子どもを中心とした種目編成を提案。「土曜日をこれから『子どもの日』にしようと思います。分けてよかった」と日本代表の森保監督のような〝神采配〟も的中した。
「きょう無事終わったことをうれしく思います。明日はきょう以上に熱いマラソン大会にしますので、みなさんお待ちしています。淀川のせせらぎを聞きながらみなさんが走っている姿を見られてうれしいです」と語る男は史上最大のフィーバーのために奔走予定。「寛平マラソン」の新しい景色を見るつもりだ。(渡辺洋次)
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