スペインを撃破した吉田㊥ら日本代表。虎番も早朝から歓喜を味わった 小さい声で言いますね。
2日付の小欄でサッカー日本代表がスペインに勝つ! と豪語しました。理由はありません。盛り上げないと、という状況に陥ったため、とりあえず勝つと言っとけという精神でパソコンをたたいただけです。すみません。あの無敵艦隊を相手に逆転勝ちするなんて誰が思いました? ごめんなさい。
だから前日1日、朝から小学5年生の長男が「僕も早起きして見る」と言い出すと、一歩どころか四歩も五歩も引いた。そして「録画して、朝見たら?」と助言したり…。クソオヤジです。
朝3時半に目覚まし時計が鳴った。長男をたたき起こす。よこしまな考えが浮かび、真っ先に社用スマホのグーグルチャットを確認し、誰がオンライン状態(起きているか。というか、パソコンやスマホを開いているか)にあるか調べたりした…。
昼過ぎに出社すると、生頼秀基編集局長、堀啓介運動部長、野球デスクの白石大地ら編集メンバーのほぼ全員が見ていることが判明して、恥ずかしくなった。生頼は「堂安の同点ゴールのときは、うつらうつらしてしまっていたけど」と照れ笑いし、白石Dも「午前1時半ぐらいに目が覚めて、そこから眠れなくなってしまって」と目をこすりながらも張り切っていた。勇気のしるし。これぞ〝24時間戦えますか〟。キックオフから12時間たった午後4時の紙面会議でご覧のようなサッカー大展開が決定した。
さすがに虎番たちは寝ているだろうと思った。だって、朝日が昇るころから球団事務所や鳴尾浜で取材だよ。しかも、デスクから日々「何かニュース、ないんか?」とせっつかれ、頭の中は虎、虎、虎、虎…。さっそく阪神担当に電話をかけてみると、原田遼太郎から「先輩…何言ってるんすか、見るに決まってるでしょ」と冷たい声が飛んできた。「そりゃ、二度寝しようかと一瞬は思いましたけど、もう気になって気になって、寝られないでしょ」と。そんなものなのか!?
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