サッカー・ワールドカップ(W杯)1次リーグE組(1日、日本2-1スペイン、ドーハ)7大会連続7度目の出場となる国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は、同7位のスペインとハリファ国際競技場で対戦。前半に1点を先制されたが、後半3分に堂安、後半6分に田中がゴールを決め、一気に逆転した。そのまま2-1で勝利し、勝ち点を6に伸ばしてE組1位での通過を決めた。2位はスペインで、ドイツ、コスタリカは敗退した。
日本は23日に行われた初戦のドイツ戦を2-1で勝ち、27日のコスタリカに0-1で敗れたため、勝ち点3、得失点差0でE組2位につけていた。スペインはここまで1勝1分けで勝ち点4、得失点差+7で同組1位だった。
試合に先立って先発メンバーが発表され、DFは吉田、板倉とともに谷口が名を連ねた。フォーメーションは3バックとみられる。前線は前田、そして久保、鎌田が先発した。
日本時間12月2日の午前4時すぎに試合が始まった。
前半4分、右サイドを駆け上がった久保が前田からパスを受け、グラウンダーでクロスも、シュートにはつながらない。
前半8分、伊東がゴール右からシュートを放つが、サイドネットで枠をとらえられなかった。
前半12分、モラタに頭でゴールを許し、先制される。0-1。
前半23分、モラタがゴール右からシュートを放つが、権田がセーブする。
前半36分、鎌田がゴール右からシュートを放つが、相手DFに弾かれる。前半39分、板倉が累積2枚目のイエローカードを受ける。
前半を終えて0-1で試合を折り返す。
後半開始から久保に代えて堂安、長友に代えて三笘を投入。後半3分、相手GKのクリアを右サイドで伊東が競り合うと、こぼれ球を堂安が拾い、ペナルティーエリアの外から左足を振りぬいてネットを揺らした。1-1の同点に追いついた。
さらにその直後の後半6分、ゴール左でラインを割りそうなボールを三笘がなんとか上げると、ゴール前にいた田中が押し込んだ。VARでゴールラインを割ったかどうかの判定となったが、ゴールが認められた。日本が逆転!!2-1とした。
後半17分、前田に代えて浅野を投入した。後半24分に鎌田に代えて冨安を投入した。
後半38分、FKからのクロスを板倉が頭で合わせるが、GKがセーブする。後半42分、田中に代えて遠藤を投入した。
試合はそのまま2-1で終了。日本が劇的な逆転勝利を飾った。
【出場メンバー】
GK権田修一(清水)
DF谷口彰悟(川崎)
DF吉田麻也(シャルケ)
DF板倉滉(ボルシアMG)
MF長友佑都(FC東京)→MF三笘薫(ブライトン、後半0分)
MF守田英正(スポルティング)
MF田中碧(デュッセルドルフ)→遠藤航(シュツットガルト、後半42分)
MF伊東純也(スタッド・ランス)
MF鎌田大地(Eフランクフルト)→冨安健洋(アーセナル、後半24分)
MF久保建英(レアル・ソシエダード)→MF堂安律(フライブルク、後半0分)
FW前田大然(セルティック)→浅野拓磨(ボーフム、後半17分)
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