【サッカーカタールW杯2022 日本代表対スペイン代表】前半 足をふまれる日本・長友佑都=ハリファ国際競技場(撮影・蔵賢斗) サッカー・ワールドカップ(W杯)1次リーグE組(1日、日本2-1スペイン、ドーハ)7大会連続7度目の出場となる国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は、同7位のスペインとハリファ国際競技場で対戦。前半に1点を先制されたが、後半3分に堂安、後半6分に田中がゴールを決め、一気に逆転した。そのまま2-1で勝利し、勝ち点を6に伸ばしてE組1位での通過を決めた。2位はスペインで、ドイツ、コスタリカは敗退した。
先発したDF長友佑都(FC東京)は試合後のインタビューで〝あの言葉〟を再現した。
開口一番、「あれ言っていいですか」と切り出した長友。そして「小さい声で言うんで」と前振りを入れつつ、「ブラボー!!」と絶叫した。23日のドイツ戦を2-1で逆転勝ち。試合後に「ブラボー!!」とハイテンションで連呼していた。迎えたこの日のスペイン戦。勝てば自力で決勝トーナメントに進出だが、負ければ敗退という厳しい状況も、28日の練習で「1次リーグを突破して、またどでかい声でブラボー言ったるからな」と宣言していた通りとなり、有言実行した。
そして「マジでみんなブラボー。ありがとう、本当にありがとう。マジでブラボー。すごい。チームメートも監督もスタッフもみんなブラボーやしね、スタジアムで応援してくださった方もみんなブラボーやし。日本でテレビの前で応援してくださった方もブラボーやし。みんなブラボー。本当に感謝したい」と続けた。
2014年王者のドイツ、2010年王者のスペインを撃破しての決勝トーナメント進出。「手ごたえはもちろんあるし、コスタリカ戦で負けてから厳しい3日間を過ごしたんですけど、みんなで壁を乗り越えて、日本のメンタリティを発揮して、強い気持ちで臨めたことが結果につながった」と胸を張り、「悔しい思いをしているので、絶対にみんなで、最高のチームで新しい景色を見るために絶対に次、勝ちたいと思います」と8強入りを誓った。そして「ブラボー!!ブラボー!!」と叫んだ。長友の「ブラボー」は計9度に及んだ。
この記事をシェアする