サッカー・ワールドカップ(W杯)1次リーグE組(1日、日本2-1スペイン、ドーハ)7大会連続7度目の出場となる国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は、同7位のスペインとハリファ国際競技場で対戦。前半に1点を先制されたが、後半3分に堂安、後半6分に田中がゴールを決め、一気に逆転した。そのまま2-1で勝利し、勝ち点を6に伸ばしてE組1位での通過を決めた。2位はスペインで、ドイツ、コスタリカは敗退した。
サッカー元日本代表の本田圭佑(36)がインターネットテレビ、ABEMAで生解説。試合前には「1点差なら悲観的になる必要はない、というところがマインドとして重要。1点差であればドイツ戦で見せたように最後まで可能性はあると思う」と話し、前半を0-1で終えても勝機はあると〝予言〟していた。
根拠としていたのはスペインの守備と日本の切り札についてだ。「スペインも後半、終盤には(体力が)落ちてくると思いますし、こっちにはジョーカーが何枚かあるので、まさにそれはドイツ戦で見せたような戦略かなと思います」とし、後半に三笘、浅野、堂安、南野ら攻撃的な選手を次々と投入して前半0-1から2-1と逆転した23日のドイツ戦の再現について言及していた。
果たして、試合展開は本田が指摘した通りの展開に。前半11分にモラタに先制を許したが、後半から三笘、堂安、浅野と攻撃的な〝ジョーカー〟の選手を投入。同点弾はその堂安で、決勝弾の田中のゴールは三笘がゴールラインを割りそうなぎりぎりのボールに触れて上げたクロスを田中が決めたもの。まずは前半耐えて後半勝負—という本田が思い描いたプラン通りとなった。
本田は試合後、「プラン通りで、どの辺がよかったかというと、三笘さんをスタメンで使うのも良かったけど、後半から我慢して使ったのが的中ですよ」と勝利に導いた森保一監督の手腕をたたえていた。
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