勝利し喜ぶ、堂安律(中央右)と田中碧=ハリファ国際競技場(撮影・蔵賢斗) サッカー・ワールドカップ(W杯)第12日(1日・ドーハほか)1次リーグ最終戦が行われ、E組で日本はスペインを2―1と逆転で破り、勝ち点6の同組首位で16強入りした。5日(日本時間6日未明)の決勝トーナメント1回戦ではF組2位で前回準優勝のクロアチアと顔を合わせる。
日本は11月27日のコスタリカ戦から先発5人を入れ替えて臨んだ。前半11分に先制を許したが、後半早々に堂安(フライブルク)、田中(デュッセルドルフ)が立て続けにゴール。その後は相手の猛攻を耐え抜いた。
ドイツはコスタリカを4―2で下した。スペインがドイツと勝ち点4で並んだが、得失点差で2位通過した。ドイツが3位、同3のコスタリカが最下位となった。スペインは6日(日本時間7日未明)の決勝トーナメント1回戦で、F組1位のモロッコと対戦する。
F組はクロアチアがベルギーと0―0で引き分けて勝ち点5。ベルギーは同4で敗退した。モロッコはカナダに2―1で勝ち、同7で突破した。(共同)
◆スペイン・ルイスエンリケ監督「(1―0の)ハーフタイムで日本は失うものはないから攻めて来るぞ、気を付けろと言ったが、うまくいかず2点も入れられた。全く満足していない」
◆ドイツ・フリック監督「前半はチャンスを外しすぎた。後半はハーバーツがチームにエネルギーを与えてくれた。(1次リーグ敗退が決まり)控室ではみんな落胆していた。他のチーム(スペインと日本)の結果は気にしていない。全て自分たちの責任だ」
◆コスタリカ・スアレス監督「前に出て一度はリードを奪ったが、素晴らしいチームに対して、多くの時間を自陣のゴール前でプレーしなければならなかった。とても困難な組だったが、われわれは挑戦した。誇りに思う」
◆クロアチア・ダリッチ監督「たくさんの好機をつくることができた。プレーに一貫性があったと思う。ベルギーにもチャンスはあったが、われわれには運があった。選手たちを祝福したい」
◆ベルギー・マルティネス監督「(敗れた第2戦の)モロッコ戦は失望したが、今日は自分たちらしくプレーができた。とても小さい差での敗退となってしまったことが残念だ」
◆モロッコ・レグラギ監督「クロアチアに引き分け、とても強い相手だったカナダとベルギーを破った。1次リーグを突破したが、ここで止まるつもりはない」
◆カナダ・ハードマン監督「相手のプレー強度がとても高かった。後半は布陣を変更して恐れることなく戦い、世界レベルの試合を経験することができた」