「村神様」で新語・流行語年間大賞を受賞したプロ野球ヤクルトスワローズの村上宗隆選手 =1日、東京都千代田区の東京会館(撮影・今野顕) ■12月2日 毎年話題になった言葉を選ぶ流行語大賞は師走の楽しみの一つ。今年の大賞は1日、大方の予想どおり「村神様」に決まった。神がかった大記録だけでなく、村上選手の福々しい顔だからこそピッタリくる。実は、サンスポ編集局にも村上選手に顔の似た男がいる。芸能ニュース担当の渡邉尚伸(ひさのぶ)という記者だ。
これまでは周囲から個性派俳優、加藤諒(りょう、32)にそっくりと言われてきた。上司が取材先に「今回、うちの加藤諒を行かせます」と冗談めかして連絡すると、「了解」と返事が来るほど浸透していた。ところが最近、ある芸能事務所幹部から突然、「そういえば君、村上選手に似てるね」と言われたという。
本人は「恐れ多いです」と恐縮したそうだが、ふっくらした顔と目鼻立ちで、しかも地道な努力家。勝手な主観とはいえ、先輩記者の私から見ても、村上選手に似ているなと思っていた矢先だった。本人はどちらにしても、今をときめく人気者に似ているといわれるのは内心、こそばゆくもうれしいらしい。
その証拠に、周囲から「加藤諒」「村上」と言われるたび、顔がほころぶばかりだからだ。中堅の42歳。エースライターの一角として日々、ジャニーズ関連ニュースを中心に、健筆をふるっている。手前みそになるが、「村神様」ならぬ「なべ神様」とひそかに呼びたいほどの活躍ぶりではある。
ひるがえって、どこの組織も人こそ財産。今年の流行語トップ10を見ても、前向きで楽しい人がらみは他に、「きつねダンス」があるだけだ。あなたの周囲にもきっと、小さな神様がいるはず。1991年の大賞言葉を引用すれば、大事にしようじゃあ~りませんか。(森岡真一郎)
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