「舞いあがれ!」 訓練機にて。地図を取り出し現在地を確認する柏木弘明(目黒蓮)。 (C)NHK 福原遥が空を飛ぶ夢に向かうヒロイン・舞を演じるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜前8・0)の第44回が1日、放送され、柏木(目黒蓮)は失敗が続いてチームに八つ当たりし、水島(佐野弘樹)とつかみ合いのケンカになる場面が描かれた。
※以下、ネタバレあり。
舞(福原遥)は柏木学生(目黒蓮)と、舞が苦手な着陸のイメージトレーニングに励む。持参した手作りのレバーを柏木にほめられ、舞はそれを作った父親の話をする。すると普段は自分のことを話さない柏木学生が、国際線パイロットである父親の話を始める。翌日、飛行訓練は突然の飛行空域変更となるが、柏木学生はその空域の予習もしていると大河内教官(吉川晃司)を納得させて、一番手として訓練飛行に臨む。
ある日の訓練。舞、柏木、水島のチームが選んだ訓練空域は北海道警のヘリが試験で使うことが分かり、急きょ変更になった。「すぐには…」と戸惑う舞だったが、柏木は「可能です。その空域の予習もしています。私から操縦します」と断言。訓練が始まる。
だが、柏木は訓練の最中に現在地が分からなくなってしまう。訓練後、大河内教官からは「現在地を見失ったのは思い込みで目標物を間違えたからだ。その上、間違いを指摘されてもそれをすぐに認められなかった。自分を過信する人間はパイロットに向いていない」と指摘される。
二度と同じミスはしないと誓った柏木だったが、再度ロストポジションしてしまい、落ち込む。中間審査まで残り5フライトとなった時、舞は気象予測から「今日のフライトは中止した方がええと思います」と進言する。だが、柏木は反対。大河内教官へのブリーフィングで舞はやはり中止すべきと判断したことを伝えるが、柏木はそこでフライト可能と言い張る。大河内は「本日の飛行訓練は中止だ。意見をまとめられないようなチームに安全なフライトができるわけがない」と言われてしまう。
部屋に戻ると、柏木と水島は言い合いになり、「ラジャーしか言えないはアホは黙ってろよ」「は?この迷子野郎が」とやがてつかみ合いのケンカに。そのはずみで、舞が作った手作りの操縦かんが壊れてしまう…という展開だった。
柏木は度重なるミスにイライラし、チームがバラバラとなってしまった。視聴者からはSNSなどで「柏木学生、どうしちゃったんだろう??」「余裕の柏木から崖っぷちの柏木へ」「柏木学生、初めての挫折かな」などと心配する声が挙がった。
朝ドラ通算107作目となる「舞いあがれ!」は、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎の五島列島を舞台に、さまざまな困難に翻弄されながらも空を見上げて飛ぶことをあきらめないヒロインを描くオリジナル作品。女優の福原遥が主演し、脚本はNHKドラマ「心の傷を癒すということ」の桑原亮子氏に加え、嶋田うれ葉氏、佃良太氏が共同で担当する。語りは歌手のさだまさしが務める。主題歌はback number「アイラブユー」。
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