ドイツ代表指揮官、勝利必須のコスタリカ戦をどうアプローチ?「もう1試合の方にプレッシャーを与えるために…」 ドイツ代表を率いるハンジ・フリック監督が、カタール・ワールドカップ(W杯)グループEの最終節コスタリカ戦に向けた記者会見に臨んだ。
日本との初戦を落とし、2節目のスペイン戦を1-1と引き分けたドイツは、勝ち点1でグループ最下位に位置。決勝トーナメント進出を果たすにあたって、現地時間1日に行われるコスタリカ戦勝利が必須条件に。前日会見で、フリック監督は次のように語った。
「順位表を見れば、コスタリカもベスト16に勝ち上がる可能性を残している。我々と引き分け、スペインが(日本に)勝てば、次のラウンドに進出できる。だから、日本戦でも見せたような守備的なプレーをすると考える。我々にとって大事なのは、良い解決策を見つけることだろう」
ドイツ人記者からの質問で「1-0や2-0で勝てれば十分かもしれないが、場合によっては8-0で勝つ必要が生じるかもしれない。どのようなアプローチを選ぶのか」と問われると、フリック監督は「もちろん、早めに勝敗を明確なものにしたい」と返答。このように続けた。
「もう1試合の方に少しばかりプレッシャーを与えるためにね。それを我々が目指さなければならない。ただ、相手はとても守備的なプレーをすると思うので、難しくなることを覚悟している。我々がスペイン戦で見せた姿勢をまた見せてほしい」
一方で、コスタリカ人記者は改めて8-0での勝利を目指すかについて質問。これに対し同監督は「『8ゴールを決めにいく』と考えるのはコスタリカに対して失礼だ。我々はこの試合に勝つことを目指す。もちろん、もう1試合の状況も見なければならない」と返し、「先ほど言ったように早い時間帯で勝敗を決めることを望むが、それは間違いなく難しいことだろう」と強調。「スペインに0-7で敗れながら、日本戦であれほどのディフェンシブ・パフォーマンスを繰り広げた相手だ。リスペクトに値する」と警戒心を示している。
なお、ドイツがコスタリカに勝ち、善戦を見せても日本がスペインに勝った場合、得失点差次第でグループステージ敗退が決まる現状について同監督は「この状況をつくったのは自分たちだ」とコメント。最後に「今はやれることをしっかりやることが大事。明日、責任をもってトップパフォーマンスを見せるということだ。そのためにすべてを尽くしたい」とも話していた。(Goal.com)
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