【ニューヨーク30日(日本時間1日)】大リーグ、ヤンキースが今季ア・リーグ最優秀選手(MVP)に選出されたアーロン・ジャッジ外野手(30)に提示した最新オファーが、8年総額およそ3億ドル(約418億5700万円)になると米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えた。
大リーグ史上最高年俸の野手誕生となるか。
同記者によると、ヤンキースの主砲は今月4~7日(同5~8日)にカリフォルニア州、サンディエゴで開催されるウィンターミーティング中に契約が決まる可能性を示唆。また他球団からのオファーなど市場の動向によってヤンキースは、最終的に金額をさらに上げることもあるという。
ヤンキースの主砲には出身地から近いサンフランシスコを拠点とするジャイアンツも本腰で獲得に動いていることが伝えられており、ジャッジ自身も先月下旬にサンフランシスコ入りしていた。
ヤンキースは今季の開幕前、ジャッジに7年総額2億1350万ドル(当時のレートで約266億円)の契約延長を提示していたが、ジャッジ側が拒否。今季「99」番はア・リーグの新記録となる62本塁打を放つなど、チームをけん引し、今オフには自身初となるリーグMVPに輝いていた。
公式サイトによると、8年3億ドルで契約が成立した場合、平均年俸は3750万ドル(約52億3200万円)。野手としては、エンゼルス・トラウト外野手の3550万ドル(約49億5300万円)を超える大リーグ史上最高額の年俸になるという。リーグ全体ではメッツの先発シャーザーの4330万ドル(約60億4000万円)が最高額となる。
【ウィンターミーティング】大リーグの球団幹部や代理人らが一堂に会するオフ最大のイベント。2020年はコロナ禍の影響でオンライン形式、昨年は労使交渉の難航で中止になるなど通常開催は19年以来3年振り。
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