サッカー・日本代表合宿(29日、カタール・ドーハ)1次リーグ最終のスペイン戦(12月1日)に向け、冒頭15分以外を非公開にして行われた全体練習後、MF守田英正(27)=スポルティング=が取材に応じ、大一番を前に、スペイン攻略に自信をのぞかせた。
「相手はパスに自信があるからこそ、ひっかけられるチャンスかなと思う」
世界最高のパス回し、そしてテクニックがあるからこそ、隙も生まれると指摘する。「どこでボールを奪うかなどは、話し合っているところ」と具体的なシステムなどの言及は控えたが、その表情には期するものがあった。
ただ、心配事もある。守備的MFの相棒として先発出場が予想されるMF遠藤が右膝痛で、2日連続で別メニュー調整になった。「ボールを奪うのが彼の強みだし、それが代表の強みにもなっている」とした上で「人によってはもっと攻撃的になる。考え方はそれぞれだし、あまり深く考えていない」と、仮に遠藤不在でも代わりに出場する選手でも問題はないとの考えを示した。
27日のコスタリカ戦では失点に絡むプレーがあった。後半36分、死に体でスライディングにいった場面について「あそこは足を運べばよかった。映像で見たが、危ないシーンでもなかった」と反省。スペイン戦では同じ過ちは繰り返さない覚悟だ。
「自力で1位突破を決められるので、ぼくらの持っている力を100%出すだけ」
27歳が決意を込めた。伸るか反るか。一発勝負の一戦で、守田が攻守でチームを盛り上げる。
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