巨人・坂本勇人内野手(33)が30日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季は年俸固定のため、現状維持の年俸6億円でサインした。
プロ16年目の今季は4月に右膝の内側側副靭帯損傷、7月には腰痛による長期離脱が2度重なった影響で、2年目以降最少の83試合出場、5本塁打にとどまった。「すごくコンディションに苦しんだ1年だったし、なかなか自分の思うような打撃、全然打球が飛ばないなとかいろいろあったシーズンだった」と笑顔はなかった。
また、8年間務めた主将の役割は来季から岡本和に託すことが決まっている。2015年に球団では戦後最年少で主将に就任した坂本は、「チームが勝てない時もあったし、優勝も2回しかできなかった悔しい思いもある。でも野球人生の中でこのチームで8年間も主将をやらせてもらったのは、チームに感謝しかない」と振り返った。
後任の岡本和には「彼には彼なりのスタイルで思うようにやってほしい。自分より経験や実績のある選手が年上に何人もいるので、僕の時もそうで、気を使いながらになると思う。彼はもう実績もあるし、ちゃんとプレーで引っ張ってくれれば、周りの選手はそれを見てこいつについていこうと思う。和真も口でああだこうだ言うタイプじゃないと思うけど、そこは主将が一人で背負わなくても、チーム全体でそういう(リーダーの)意識とかでやれるといい。あまり一人で背負い込みすぎないようにしてあげたい」と、支援を約束した。(金額は推定)
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