【ニューヨーク28日(日本時間29日)=竹濱江利子通信員】米大リーグ、ヤンキースの左腕ネスター・コルテス投手(27)と、カージナルスのアダム・ウェインライト投手(41)が来年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に米国代表として初出場することが明らかになった。大会2連覇を狙うチームUSAに強力なオールスター先発2選手が加わる。
ヤンキースの左腕コルテスは今季28試合先発で12勝4敗、防御率2・44の好成績をマークしオールスターに初選出。直球の球速は平均92マイル(約148キロ)も、スローに足を上げる変則モーションや、スーパークイックなど変則投法にカットボール、スライダー、チェンジアップの変化球を織り交ぜる投球を得意とする。昨季6月には、エンゼルスの大谷翔平投手(28)との対戦でも超変則投球を見せ話題になった。
来季限りでメジャー引退を表明している41歳のベテラン右腕ウェインライトは今季11勝12敗、防御率3・71を記録。メジャー通算は195勝、防御率3・38の実績を持つ。
米国代表の先発はこれまで今季自己最多タイの13勝を挙げたダイアモンドバックスのメリル・ケリー投手(34)が参加を表明している。米国代表は来年3月11~15日(同3月12~16日)にアリゾナ州フェニックスで行われる1次リーグC組でカナダやメキシコなどと対戦する。
この記事をシェアする