経済産業省が30日発表した28日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週調査から横ばいの167円60銭だった。4週続いていた値下がりが止まった。経産省は石油元売り会社に支給する補助金で26円10銭の価格抑制効果があったとしている。12月1日以降の補助金額は6円20銭引き下げて19円50銭とする。
軽油は1リットル当たり147円80銭、灯油は一般的なタンク1個分の18リットル当たり2002円で、いずれも前週と同じ。ハイオクは1リットル当たり10銭安い178円40銭だった。
価格を調査した石油情報センターは、来週はレギュラーガソリンが小幅に値上がりするとみている。原油価格は下落傾向だが、補助金の減額幅が計算上これを上回る見込みのためという。
地域別のレギュラーガソリン価格は25道府県で値下がりし、16都県で値上がりした。6県は横ばいだった。最も安かったのは宮城の159円30銭で、最高値は長崎の182円10銭だった。
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