ヤクルトにドラフト4位指名された坂本拓己投手(18)=北海道・知内高=が30日、知内町の公民館で入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸500万円で仮契約した。背番号は「56」に決まった。
北海道南西部にある人口約2400人で自然豊かな奥尻島出身で、島内では元阪急、オリックスで活躍した佐藤義則氏以来2人目となるプロ野球選手。「実感がわいてきました。小さな子たちに夢や希望を与えられるように。長く野球をやれるようにしたい」と意気込んだ。
最速147キロ左腕で今夏の南北海道大会では準優勝に終わったが創部初の決勝進出に導き、計4試合で27三振を奪った。橿渕スカウトグループデスクは「将来的に先発ローテーションに入ってくれることを期待している。(野球アニメ『MAJOR』の)茂野五郎をイメージして56番をと思った。同じように直球を売りに頑張ってほしい」と期待。坂本も「『MAJOR』のイメージが強い。小中学校のころは見ていました。茂野五郎のようなストレートを投げられるようになりたい」と力を込めた。
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