「ナイーブな時期も…」「チャンスは絶対に来る」直前の負傷乗り越えた日本代表FW浅野拓磨、スペイン戦へ虎視眈々 日本代表FW浅野拓磨が、カタール・ワールドカップ(W杯)直前のリハビリを振り返っている。
カタールW杯グループE第2節でコスタリカ代表に敗れて大きな痛手を負った日本。第3節がスペイン代表戦ということもあり、難しい状況ではあるが、勝てば他会場に関係なく決勝トーナメント進出を果たすことができる。
コスタリカに敗れながらも最終節まで可能性を残せているのは、やはり初戦でドイツ代表に2-1で大金星を挙げられたことの賜物だ。その一戦で決勝点を記録した浅野は、開幕の約2か月前に右ヒザ内側側副じん帯断裂の大ケガを負っていた。
11月30日のオンライン取材で、浅野は負傷直後の心境を振り返っている。
「ケガをした当初は『このタイミングでか』という気持ちが正直なところでした。でもこれっぽっちも諦めていませんでした。逆に(メンバーに入って)W杯を目指せることに改めて幸せな気持ちを感じて、W杯に向けて少しでも良くすることに専念していました」
また、回復の進捗も「最初の方は順調」だったと回想。しかし、困難な時期もあったと明かした。
「(回復の)途中に一度検査した時に結果が思っていたのと違って、トレーニングが足踏み状態になってしまいました。1週間くらいはリハビリのイメージも覆されました。その時はナイーブになりましたが、一瞬も諦めることはありませんでしたし、W杯のことだけを考えて準備できていました」
そして迎えた初戦のドイツ戦での歴史的な決勝点。その価値を次に繋げるためにも、日本時間12月2日のスペイン戦での勝利が求められるが、浅野は「前の選手だろうがDFだろうが走って身体を張って戦うことはベースになる」と意気込む。そのうえで「上手くやることができたらチャンスは絶対に来る」と信じ、再びヒーローになるための準備を進めている。(Goal.com)
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