サッカー・日本代表合宿(28日、カタール・ドーハ)12月1日(日本時間2日)に行われる1次リーグ最終戦・スペイン戦に向けた練習を実施した。MF南野拓実(27)=モナコ=はスペイン相手のボールの奪い方について、「下手に追いかけても、すぐはがされるなって印象。戦うときに、まずは守備のところをチームとして統率することが一番重要」と言及した。
スペインは27日にドイツと対戦。結果は1-1で引き分けだったが、前半からDFラポルテ、MFブスケツ、MFペドリらがドイツのプレスを次々とかわして前線にパスを供給した。コスタリカ戦後、日本は選手の多くが集まって宿舎でこの一戦を観戦。その中で南野は、ドイツの守備をかいくぐるスペインの脅威を感じ取ったようだ。「W杯でも、緊張感の中で大量失点してしまう試合がある。そういう怖さは、日本もスペインほどのチームとやる時はある。まずは前半、0で終えることが非常に大事」と慎重な姿勢を示した。
コスタリカ戦後は失点直後の後半37分から出場。ネットを揺らされてうなだれるイレブンをタッチライン際から鼓舞し、前に行くぞとメッセージを送った。勝てば1次リーグ突破、負ければ敗退のスペイン戦。「次が最後の試合になるかもしれない。でも自力でグループを突破できる状況にあるのは幸せなこと。いい準備をして、しっかり結果を残したい」。日本の背番号10が決意を新たに、勝負の第3戦に臨む。
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